Palmsonntagmorgen

NGSデータを使った解析と、その周辺。

Monocle3をRstudioで起動できる dorowu/ubuntu Dockerイメージ

前回の記事↓では、ブラウザからアクセスできるLinux GUI のDockerイメージを紹介しました。

rnakato.hatenablog.jp

このイメージを使って、Rstudio内でMonocle3をGUI起動できるイメージを作ったので紹介したいと思います。

イメージのダウンロード・起動

以下のコマンドでDockerイメージをダウンロードします。

$ docker pull rnakato/monocle3

その後、以下のコマンドで起動し、表示されるURLをブラウザに貼り付けることでGUIを起動します。

$ docker run --rm -it -p 6079:80 rnakato/monocle3

f:id:rnakato:20200302092334j:plain
GUI起動画面

このようなLinuxのデスクトップ画面が開けます。

RStudioの起動

左下のメニュー内「プログラミング」の中にRStudioのリンクがあります。

(なおRStudioでなく普通のRを呼び出すこともできます。)

f:id:rnakato:20200424144054j:plain

Rstudioが起動しました。

f:id:rnakato:20200424144201j:plain

Monocle3呼び出し

このイメージにはMonocle3が既にインストールされていますので、 library(monocle3)でmonocle3を呼び出すことができます。

f:id:rnakato:20200424144339j:plain

Monocle3のチュートリアルに沿って実行していくと、以下のようになります。

f:id:rnakato:20200424144351j:plain

注意点

注意点として、このDockerイメージ外部でコピーしたテキストをDocker内でペーストすることはできませんので、チュートリアルのページをこのDocker内で閲覧するなどして、コマンドを貼り付けていく必要があります。 また、他のDockerイメージと同じく、コンテナを終了すると作業内容は消えてしまいますので、データを永続化したい場合はローカルフォルダと同期させるなどしてください。

おわりに

Monocle3はインストールが若干トリッキーなので、インストールに苦労している方もおられると思います。 チュートリアルを進めるくらいであればこのイメージで完結するかと思いますので、利用してみてください。 またMonocle3は作業の一部でGUIを必要とするため、Jupyterではうまく作業できない部分があります。そういう時にこのGUIイメージは有用になると思います。

もしご興味があれば使ってみてください。